平成生まれ

2006年8月14日 独り言
平成生まれは何かが違う、と友人が言っていた。

昭和生まれにとっての当たり前が、もう通用しないとか。

例えば、言葉。

溢れすぎて収拾がつかなくなって、美しさを失った。

例えば、自然。

路傍に咲く花にも、元気に舞う燕にも、煌々と照らす月にも

一人では気付けなくて。

例えば、人間。

自らが向き合うことなく、誰かの悪意ある言葉を鵜呑みにして

簡単に差別して傷付けて、傷付けた自覚もなく繰り返して。

全部が全部そうではない、と断言はしておくけれど

彼らがどうしようもないほど人間らしさを失っても

誰を責めることもできなくて、それでも世界の全てが悪くて。

世界の解釈は個人に依存し、個人は環境に依存する。

何が正しいとか間違ってるとかじゃなくて

正しくとも間違っていようとも或る程度の判断は自分ですべき。

今の僕らは

正しく地に足ついてなくて

便利でもない合理的でもない清潔でもない、それでも

生命を繋ぎ紡ぐ地面をしっかり踏みしめて

土の匂いを身体で感じることが何よりも必要なのかな、と思う。

地面も緑も空も星も見えないような世界は

僕にとって何よりの恐怖だ。

別に環境保護とか地球温暖化とかどうこう言うつもりはないけど

海の潮騒を
太陽の暖かさを
空の広さを
雨の匂いを
季節を風を花を月を鳥を森を、自然の恵沢を

忘れかけては、いませんか?

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