歌をうたうとき

2012年1月29日 音楽
10年ばかり、歌を歌っています。
自分一人ではとても誰かに聴かせることなんてできない、そんな拙い歌。
拙いけれど拙いなりに評価してもらって、
また繋がりができて、嬉しくて。

それが去年のこと。

嬉しかったのは最初だけ。
今年に入ってからはただ惰性で。
もう、練習のために時間を取ることも、合わせる予定を確保するのも嫌になってしまった。
こうして言葉にしてしまうと、本当に嫌になってくるから不思議。


言葉にして残したいのだけれど、
書いた私自身が言葉に縛られすぎてしまう。
言葉にするときにはもっと気を付けないといけない。

ちょっと気になってAKBのライブ映像を見てみて、彼女らは凄いなー

という趣旨の記事を書いていたんですが、残念ながらブラウザの不調で消えましたw
覚えてる限りで復元してみます。

聞いたのはOnlytodayという曲のライブ映像。ニコニコにありました。
メロなんかは普通だなーと思っていたんですが、サビを聞いて驚愕。
リズムに合わせてぴょんぴょん跳ねながら歌ってる!しかも全く息切れの気配もなく、跳ねてるにも関わらず音程が全くブレないんですよ!歌い手いっぱいいるのにバックの音や個人間の音量バランスも崩れないし、息を吸う音が荒くなったりもしない。

まぁ上手いとは決して言えないけれど少しばかり歌ってきた経験から言うと、正直あれは難易度高すぎます。
ダンスとして映えるように身体を動かしステップを踏みながらブレずに歌うとかもう正気の沙汰とは思えません。しかも息があがらないとか。
歩きながら普通に一曲歌いとおすのがどれだけしんどいことか。足を踏み出すたびに音程がぶれるのはもちろん、息を吸う音が大きくなりがち。


これでライブだ、っていうんだからAKB48ってのは相当訓練された人達なんだなーと驚愕したのでした。素直に凄いと思いました。


あとあれですね、メンバーみんな顔立ちが綺麗ですね。しかも若い。


以上賞賛。
あと10年桜、baby baby babyって曲も聴いてみました。ニコニコで再生数が多かった二曲。
以下独り言。


ライブ映像なのに目を瞑って聞くと全くライブっぽさがない音だったのが不思議。(ファンの声援は除く)CDとは変化してしまうバックの音やハモリパートとの音量バランスだとか、息を吸う音、息を吐く時の勢いの違いが全く感じられなかったんだけど、もしもそれを意識してやってるなら凄いなぁ。…と考えるとライブは聴くものではなくて観るものでもなくて見るものですね。
バックの音があからさまに安っぽい。いや打ち込み音源を否定する気は全くありませんが、生音演奏とは相容れない歌だなーと思った。別に生音演奏至上主義というわけでもありません。加えて、渡された楽譜をただ読んでいるような歌い方に聞こえる。歌い手である彼女らと近しい年齢層(青春真っ盛り!)のことを歌ったはずなんだけど、淡々としていというか全く現実感がないというか、もはや他人事を歌っているようにしか聞こえないのが不思議。実はボーカロイドが歌っている、と言われても信じるレベル。むしろ上手く仕込んだボーカロイドのほうが起伏豊かに歌うんじゃないかなぁ。
覚えやすくて歌いやすいメロディ。悪く言えばどこかで聞いたようなメロディ。90年代っぽいと評した人がいたけれど、なんというか、少子高齢化の末に過疎った都市の唯一の盛り場のような印象。まぁ音楽なんて基本的にはどこかの誰かが発見したものを見えにくくした上で使い古しているものですが、それにしても作詞作曲共に焼き直し感というか投げやりな感じが強いもんだから彼女らの歌を聞こうとは到底思えないのでした。

顔立ちの綺麗な女の子がくるくる回って踊ってるのを見るのは楽しいですけれどね。それにしても年齢の割に落ち着いているというか、悪く言えば老けて見えるんですよね。顔ぶれ見ていて、凄い停滞感を感じる。最近の女の子は早熟なんですねきっと。
原語上映。イタリア語でした。キャストはみな日本人。

こういうことを書くと無知で常識知らずだと言われるかもしれませんが、あえて書く。
どうしてオペラは日本語で演じないのだろうか。

日本語が様々な面でオペラに向いていない、という話もありましたっけ。
曰く、発音がそもそも舞台に向いていない。
曰く、メロディに乗せられる歌詞が少ない。
その他諸々。前者は知らないですが、後者は明らか。


後者の話。
一つの音符に対して、
多くの外国語だと一語ないし一音節乗せられるのに対して
日本語の場合は一文字しか乗せることが出来ない。
有名な例ですと、大きな古時計。

英語だと
My grandfather’s clock was too large for the shelf,
So it stood ninety years on the floor;

日本語だと
大きなのっぽの古時計
おじいさんの時計

情報量がかなり違いますね。日本語が意訳を超えて超訳。
正直訳者は凄いセンスだと思います。
後者の話お終い。


今回オペラを観ていて、
声の彩りも意味合いもわかるし、演技の伝えようとしていることもなんとなくわかる。
けれど、致命的に言葉が分からない。
彼らの生きた背景が分からない。
動き一つとってみても、文化が違うからどうしても違和感が生まれる。
物語が悲惨で悲痛なものとわかっても、感情移入がし辛い。
それを補う想像力と知識が足りないんだ、と言われればそれまでですが。

歌い手の技量と美しいメロディは大変満足なものでしたが、不満は高まるばかり。


日本語で、日本を舞台としたオペラが普及することを切に願うのでした。
…それをオペラと呼べるのかはわかりませんが。

加えて…イタリア語を十分に理解出来たとしても、
今度は歌い手のイタリア語の荒さが目に付くような気がしてなりません。
全く違う歌詞歌われても分からない人が大半じゃないのかなぁ。


あとは余談。
チケットが高いのも敷居が高い一因かなぁ、と。
この場合のチケット代というのは需給よりもむしろ生産費用に依存していて
要は上演までにかかるコストが高いんですよ。

舞台装置や衣装は作らなきゃいけない。
マエストロ(指揮者)や役持ちのソリストを始め、舞台指導やオーケストラ、バックを支える合唱要員にも謝礼を支払わなくてはならない。
当然ですが、音出し出来る練習場を連日押さえなくてはならない。

これは予想なんですけど
中核ではない人達(この場合は合唱要員やを代表とする人達としましょう]に対し、稽古の度に都市の定める最低時給額だけでもきっちり払おうとすると…
チケット額が2倍くらいになるのではないでしょうか。むしろそれで足りれば御の字。
まぁそういった時給換算で支払われることはなく、一般的には交通費+αくらいのようです。恐らく、α<Σ交通費


大儲けとは程遠い世界ですね。
欧米ではオペラの観賞が非常に安価だという話を良く聞くのですが、日本との違いは何かと考えると…
やはり敷居の高さなのでしょうかね。

日本の場合は供給過多のような気もしますが。
それでいて上演にはかなりのコストはかかるから、チケット代金という敷居は下がらない。


時間の都合でここまで。1440文字。

3月1日の日記

2009年3月1日 音楽
思い出すのは楽しいことばかり。

何のしがらみもないいまなら、もっと純粋に音楽を楽しめる気がする。

視線誘導

2008年11月6日 音楽
何人かの中立と思われやすい人間を抱え込み、
さも中立派の人間も賛成にまわっているかのように振舞わせる。

目に見え難い形での賛同工作ですかそうですか。



まったく、大人のやることは汚くて嫌になってしまう。

進め迷うことなく

2008年10月15日 音楽
「進め迷うことなく 君の選んだ道を」

ありふれた言葉だけれど、あの頃の私にはとても有難かった・

KOKIAの『エリカ』
ニコニコですが
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2082992
こちらをどうぞ。

ちなみにエリカというのは花の名前ではなくKOKIAさんの高校時代(大学かも)からのお友達みたいです。

古典

2008年10月6日 音楽
半世紀もの間、自然と歌い継がれてきた曲。

歌い継がれるからこそ良い演奏がうまれて
良い演奏があるからこそ歌い継がれるという良い循環が出来上がっているのかもしれない。

親心

2008年10月5日 音楽
後輩というのはどうしようもなく可愛い存在なのだと実感した。

悩み懊悩し、それでも前に進む。


迷うことは多いけれど、足取りの力強さはもう彼らに敵わないのかなぁ。


音楽は、始めた瞬間が一番良い。
それからは駄目になっていく一方だ、ってどこかの誰かが言っていた。


これまでに私が積んだ経験を、ほんの少しでも間接的に分けてあげられればな、と思ったのでした。

ぐるぐるぐる

2008年9月29日 音楽
ぐる、ということばを繰り返してぐるぐるぐるぐる、と数を増やしていく場合に
なんとなく3の倍数の方が回ってるっぽい雰囲気が出るなーと思ってました。

ぐるぐる、ではなくて
ぐるぐるぐる。
ぐるぐるぐるぐる、でもだめ。
ぐるぐるぐる、がベスト。

なんでかなー、と考えてみたら3の倍数だと3拍子をイメージするんですね。
中世の音楽は現代のように4拍子がメインではなくて、3拍子こそ欠けることのない完全・完璧な円環だと信仰されていたらしいのです。3拍子至上主義みたいなものですね。だから2/2拍子だと円環の右側が視力検査のアレに似た感じで欠けて、それを貫く縦線一本。4/4だと単純に円環の右側が欠けているのです。3/4が円環だったっけな。

で。3拍子といったらワルツ。輪舞。
くるくる回りますね。
だから ぐるぐるぐる、と3回繰り返すことで3拍子を連想、そこからワルツを連想するから3回繰り返すのが一番ぐるぐるっぽいのかなぁ、と考えてみました。まぁ上に述べたように3拍子自体がまるまるしたものですのでワルツは例えに出しただけですけどね。

ワルツといえば。
ガンダムWのエンドレスワルツ。
マリーメイア「(戦争)・(平和)そして(革命)…
この三拍子がいつまでも続くんです」

終わりのないワルツの3拍子ってやつですね。


ちなみに拍子というやつはものすごく重要な存在で
例えば
A:くるくる くるくる くるくる
B:くるくるくる くるくるくる
という6回くる、というのにしてもA,Bの二つでは印象が全く違いますよね。
つまりはそういうことです。

評価額

2008年9月24日 音楽
まったく私はなにをやっていたのやら。

でも当然と思われるかもしれないけれどわかったことがあって
上手くやればそれなりに評価される
というとてもシンプルなこと。

判断を下される基準になるものは はかけた時間じゃなくて、それによって得たもの。

…なんだか受験以来すっかりわすれておりました。


だいたい大学の成績なんてものは結構適当というか適当につけられるものだと私は信じきっていて、それはただ講義で説いていた本質をわざと試験に出さなかったりする教授に当たっていたからかもしれないけれど、過去問見てヤマさえ当てれば講義全くでないで勉強はまとめに一時間覚えるのに一時間程度でもそれなりの成績がついてしまうのですが、今回はほっとんど講義出ていたので比較的まともな成績がついたということで。



…いや本題は試験のことじゃないんですけどね。

てすてす。
TEST
TEST
test
test

おんがく

2008年9月21日 音楽
おんがくがなくてもいきていけるけど
おんがくがあったほうがしあわせになれる。


##

ここしばらくの近況。
鼻水がとまらないですやばいですもう体中の水分が鼻から出てしまうのではないかと心配してしまうくらい、もっというと鼻かんだ後のティッシュが詰まったゴミ箱を見ていると以下自重。


…ゴミ箱って妊娠するんですかね。

雨音

2008年9月20日 音楽
自然の音は、音量が大きくてもそれほど気にならない。


雨があがるようにしずかに死んでゆこう
八木重吉


男声合唱で聞いた『雨』という多田武彦さん作曲の名曲。
合唱そのものにも感動を覚えたけれど、この一行を見たときにそれ以上に鳥肌がたったのはここだけの秘密。

元の詩がどちらだか忘れたけれど、
静か という漢字も
しずか というひらがなにしても
響きが好き。


…おちません。

四次元思考

2008年3月17日 音楽
もう二度とこの場所には戻れない

同じものなんてない

きっと、音楽も。

演奏会のお知らせ

2007年11月20日 音楽
前にも同じタイトルで書いていますが。

僕が所属している合唱団の演奏会が今度あります。
詳細は秘密にて。

関東近郊の方は是非おいでくださいませ。

aigakikoeru

2007年5月23日 音楽
KOKIA 澤近泰輔 山本恭久 CD Viictor Entertainment,Inc.(V)(M) 2007/05/23 ¥3,000

今日発売の、KOKIA new ALBUM.
学校から帰ると同時に、Amazonから届きました。

全体として
なんだか不思議なコードを使う頻度が上がって
それでも、なんだか不思議と優しい気持ちになれる曲ばかり。

このCDの特徴はですね
全曲KOKIA本人が作詞作曲していて
コーラスも全部KOKIAがやっているという
KOKIA 100%で
言い換えれば、やりたい放題やっていて
曲調もバラエティーに富んでいて
飽きずに聴けるかと思います。

あともう一個特徴的なことがあって
14曲+1曲あるわけだけれど
歌詞の繰り返し、いわゆる※印での repeatのある曲が、2曲しかない。
手持ちのCDアルバムを調べてみたけれど、大体2〜3曲に1つは※印でのリピートがあるんですよ。
同じフレーズは何箇所もあるのに、全く同じ歌詞、全く同じ歌い方はほとんどしてないということ。
全ての曲がストーリー仕立てのメッセージに見えるくらい。
伝えたいから書く、弾く、歌う。
そんな気持ちが伝わってくるアルバム。

個人的にオススメなのが
14曲目の『命の光』。
歌い手として、胸に刻み込んでおきたい曲。
不覚にも、歌詞だけ読んで泣いてしまった。
曲を聴いてまた泣き、二度お得(笑)

「人にとってはささやかな事でも 今の私には命の光
一生懸命な姿 それこそが全てを語る」

好きな曲だったら『覚醒 〜open your eyes〜』
なんだか、今までの曲から引き継がれているような何かを感じる。

まぁそんなアルバムです。
女性歌手に抵抗のない人は買っても損が無いと思う。
いろんな人に聞いて欲しい、アルバム。

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